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荒瀬獅子踊(あらせししおどり)

所在地:北秋田市阿仁荒瀬
開催場所:地域内各所
開催日:8月13日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
荒瀬の獅子踊は古く江戸時代には始められていたといい、天保3年(1832年)の大飢饉には中断されたものの、明治には完全に再興されていたという。伝えに依れば秋田の殿様が参勤交代の道中に舞ったものだといわれる。祖先の霊をまつり、五穀豊穣を祈り、地域の安泰を願って演じられてきた。獅子踊というが内容は大名行列、棒術、駒踊り、獅子踊りからなっている。かつてはこれに万歳も付随していて演目も多彩であった。調査時点では盆の13日だけの披露であるが、この日は、集落内2カ所の墓所前、次にコミュニティーセンター前でおこなわれ、これら集落内3カ所が定例の演じられる場所となっている。ぶっこみといって大名行列の仕立てがあり、先ぶれの棒・東西人・高灯籠・幟・姉槍・羽根オドルガイ・三本槍・長ボンボリ・五本槍・号・鉄砲・鷹・ハサ箱担ぎ・駒・馬印・台笠・立ち笠・長刀・廻しボンボリ・オサヘの槍・獅子・大太鼓・笛・岡太鼓(獅子)の順で演舞の場に入っていく。駒踊りは六頭で、演目には1番駒から6番駒まであり、かつては、七五三・三拍子・さん馬・乗り戻し・むずり・片乗り・隅違いなどがあった。獅子踊りは雄獅子二頭に雌獅子一頭からなり、踊りには各家の悪魔祓いの意味があるとされる。二頭の獅子が雌獅子を取り合う場面がある。囃子は太鼓と笛からなっている。協力元:荒瀬獅子踊保存会

ささら・駒踊りについて