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屋敷番楽(やしきばんがく)

所在地:由利本荘市西沢字下屋敷
開催場所:舞楽堂・春日神社・地域内各地
開催日:7月1日/8月16・26日/9月第2日曜日/12月第1日曜日
指定:県指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
伝えられている由来では、天明3年(1783年)の大飢饉において飢餓による死亡者の続出で村の荒廃が甚だしくなる状況から、その難を乗り越えようとして、荒沢村(旧矢島町)に発祥したという本海流獅子舞番楽を習得して、この地にもたらして五穀豊穣、悪疫退散を祈り神々に奉納したのが始めという。ということから本海流番楽の系譜をひくもので、7月1日の幕開き、12月第1日曜日の幕納めの間に、産土神社例祭に奉納されるほか、9月中旬頃には集落内を練り歩く門獅子がおこなわれている。屋敷番楽と呼んできたが、本海流獅子舞のように、獅子舞を中心とした番楽舞を20演目伝承する。かつては、担い手を獅子舞連中といって集落の男子は必ず一芸をおこなうことが建前となっていたとされる。五拍子を基本としているものが多く、本海流ではほとんど失われている志賀団七があり、奥浄瑠璃を彷彿させる武勇物語に因む舞も伝承されている。その他、式舞・神舞・武士舞・狂言舞など番楽の多彩な演舞がみられる。協力元:屋敷番楽保存会

獅子舞・番楽について