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楢山の鹿嶋祭(ならやまのかしままつり)

所在地:秋田市楢山登町
開催場所:鹿嶋神社・地域内各所
開催日:7月第1日曜日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:太鼓風流・祭り囃子
旧暦5月23日におこなわれてきた楢山の旧御舟町(旧秋田市)の鹿嶋祭は、調査時点では7月に実施されていた。御舟町では鹿嶋神社を祀ってきたこともあり、神社祭礼として鹿嶋祭がおこなわれており、鹿嶋祭につけられた祭り囃子を鹿嶋祭の囃子といってきた。鹿嶋祭は鹿嶋舟という舟屋台に御室と、艫乗りの大人形を乗せ、それに一尺(30.3cm)くらいの鹿嶋人形を奉納してこれを巡行させる。舟屋台に先立って鬼という悪魔祓い役の者が家々を廻りお祓いをする。囃子は舟屋台の後ろに付くものであり、舟屋台の艫部に大太鼓、小太鼓を据えて、打ち手は屋台の進み具合に合わせて付き添いながら太鼓を打つ。それに笛も奏でられるが、この囃子は竿灯囃子の原形にあたると思われる。巡行の後、川に持ち出し舟ごと流す。演目は1曲しかない。この囃子は近在に類似するものが多く、三皇熊野神社(旧秋田市牛島)の祭礼の山車や、竿灯囃子(旧秋田市大町)、港ばやし(旧秋田市土崎)などがあるが、相互に影響していると思われる。協力元:鹿嶋神社総代会

太鼓風流・祭り囃子について