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川井駒踊り・奴踊り(かわいこまおどり・やっこおどり)

所在地:北秋田市川井
開催場所:地域内各所
開催日:8月13日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
かつては盆の2日間を演じていたが、今では13日のみとなった。この芸能の起源については全く不明だが、駒踊りは藤琴(藤里町)で、奴踊りは鶴形方面(旧能代市)から伝播したという。両地区には相当古くからの芸能があることから、この地にも早くに伝わったと考えられよう。盆13日に披露されるのは先祖供養のためだという。駒踊りの演目には、棒回し・入り駒・チャールフ・サンバ・五拍子・ヌリチガイ・ヌリモドシ・オカンザケ・島ヌリ・大ヌリチガイ・七五三の片ぬりがみられた。奴踊りでは、棒回し・吹込・オンチャマ・廻り奴・山の神・綾の酉・音頭奴・綾奴・綾の品切・気込奴・扇奴・三番叟・薩摩奴などがみられた。このうち現在ではいずれもほとんど伝承されておらず、奴踊りは4番のみとなっている。ただ、奴踊りには棒回しといって、一般にいう棒使いも入れられていた。この芸能に携わることのできないとした者に、親方、本家筋の家の者などがいて、他地域とは伝承が異なっていることが分かる。囃子は笛と太鼓のみである。協力元:川井郷土芸能保存会

ささら・駒踊りについて