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仁井田番楽(にいだばんがく)

所在地:横手市十文字町仁井田
開催場所:新山神社・仁井田総合コミュニティーセンター・地域内各所
開催日:9月7(宵宮)・8日(本祭)
指定:県指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
鎮守社である新山神社の祭礼でおこなわれる番楽で、今は稲作の収穫前に祭礼日が移っているが、昭和40年頃までは春の祭であった。そのため、祭礼が春であったときは五穀豊穣を願うとしたが、今では収穫に感謝する祭礼に奉納されるという。番楽の起源は古く、仁和年間(887年~)に都から来た流人八萩大炊之助義基が当地に居住して、湯殿山に祭られる本尊と同躰とされた守本尊を祀り、湯殿山新山大権現としたとされる。この時、御神楽として番楽を奉納したのが始まりといわれている。番楽奉納は、古代神楽といって5番を先ず神殿で舞い、次に舞台で番楽諸曲を演じる。番楽舞を舞うことを踏むといって、舞手もまた番楽踏みと称されている。そのため舞いの所作には大地を踏みつけるような動作があり、また、くるま扇という扇の回転を素早くおこなうところにも特色がある。花番楽を基本として、花番楽の扇舞ができれば舞台に立てることから、基本的な舞い動作を伴うとされている。演目は、神前奉納の舞楽として、打ち鳴らし・みしま・獅子舞・小若の太刀舞・御神楽がある。舞台でおこなわれるものでは、五調子・花番楽・みかぐら・信夫太郎・曾我兄弟・二重鳥舞・弁慶牛若・織姫舞・安珍清姫・渡辺などがある。このほか獅子舞は新築の清めに舞うこともあり、火伏せの祈祷ともされている。楽器には太鼓、笛、鉦が用いられている。協力元:仁井田番楽保存会

獅子舞・番楽について