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旭岡山神社丑刻詣掛唄奉納祭(露踏神事)(あさひおかやまじんじゃうしのこくまいりかけうたほうのうさい(つゆふみしんじ))

所在地:横手市大沢字上庭当田
開催場所:旭岡山神社
開催日:8月9・10日
カテゴリー:風流
旭岡山神社の祭礼でおこなわれる掛け歌である。露踏神事は旧暦盆前におこなわれる祭礼であるが、その時刻が真夜中である丑の刻(午前2時)とされてきた。そのため参詣者は夕刻から神社に籠もり神事に臨むものである。夕刻から各地から参詣に訪れる人びとは拝殿で神酒を戴くにつれ、祭礼につきもののである祝い歌が出されるようになる。神社の祭礼のひとつに梵天奉納祭があるが、この時の祝い唄が荷方節であり、露踏神事でもこの唄が必ず出されたのであった。夜更けになると酒肴も高じて佳境となれば荷方節は掛け合いとなって競い歌われるようになった。この祭礼が夜を徹しておこなわれることから掛け歌が盛んになったと考えられる。掛け歌では歌詞を即興で歌い上げ、先に歌った歌詞に対抗したり、世の風刺を歌い上げることもある。この歌の上手さや、文句の優劣を競うことに掛け歌の面白さがある。この祭礼が露踏神事といわれるのは、祭礼の終わりが朝露が降り白々と夜明けの時分であったためという。協力元:旭岡山神社

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