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潟野番楽(かたのばんがく)

所在地:仙北市西木町西明寺松木台
開催場所:釜杉神社
開催日:9月16日(宵宮)(平成24年度調査時点では休止中)
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
かつては霜降り番楽とも呼ばれて、晩秋におこなわれていた山伏神楽である。潟野(旧西木村)ではそれまでに9月16日の釜杉神社(かますぎじんじゃ)の宵宮祭礼の時に奉納されてきた。石神番楽(旧田沢湖町)の流れを汲むものとされ、天保年間(1830~1844年)に最も盛んとなり、この頃に春山(旧田沢湖町)の鬼川三郎兵衛が師匠となり、潟野の猪本六右衛門(いのもとろくえもん)家において舞ったことが伝えられていることから、江戸時代中期ころには既にあったとされる。この番楽は霜月になると山伏たちが集まり一団をなして、霞を廻って番楽を演じたものが始まりとされ、それが民間にも伝えられるようになったといわれるものである。演目には、早舞・鳥舞・翁舞・松迎・式舞・三番・年寿・信夫・機織・八嶋・羅生門・金巻・諏訪・木曽・高館・蕨折・橋引・阿浦・曽我・三笠・天女などがあった。舞の様子や謡などには古典的なものが多いとされて、囃子には太鼓、笛、手びらがね、それに板拍子というものがあった。番楽幕には丸に三つ巴の紋が染められている。面は4面しかないためにほとんどが素面で舞わられた。協力元:潟野番楽保存会映像提供元:仙北市教育委員会

獅子舞・番楽について