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本海獅子舞番楽(下百宅講中)(ほんかいししまいばんがく(しもももやけこうちゅう))

所在地:由利本荘市鳥海町百宅
開催場所:弘法洞窟前・集落会館・地域内各所
開催日:1月16日/8月15・20日/9月中旬(平成23年度調査時点では休止中)
指定:国指定重要無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
本海番楽とは、京都醍醐寺三宝院末の修験者であった本海坊の名に因んでいる。鳥海山麓にみられる本海流と称される番楽のほとんどは本海坊が伝えたといわれる。寛永年間(1624~1645年)頃に旧鳥海町奥地から村々に番楽を伝授して、最後に荒沢(旧矢島町)にいたって死去したと伝えられている。宗教(修験)的な作法の入る獅子舞と番楽という数々の演舞によって構成される。かつては獅子舞と番楽の全部を総称して単に獅子舞と呼ばれていた。1月16日の獅子開きから始まり、盆獅子は8月15日におこなわれていた。舞方と囃子方から構成され、番楽言立本(いいだてぼん)には23種の演目が記載されているが、調査時点では神舞・やさぎ獅子・先番楽・御神楽・三番叟・地神舞・屋島・信夫・若子・もちつき・品ごき・本海舞の12演目を伝承する。この番楽を担う人びとを講中と呼ぶ。この舞は五穀成就、天下泰平、一村一郷の幸福を招来するための予祝舞(よしゅくまい)といわれている。烈しく獅子頭を振り、歯噛みの音も高く鳴らすなど、勇壮な獅子舞をはじめ、式舞、神舞、武士舞、女舞、道化舞に構成され、多彩な番楽が演じられてきた。協力元:本海獅子舞番楽下百宅講中映像提供元:由利本荘市教育委員会鳥海教育学習課

獅子舞・番楽について