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本海獅子舞番楽(興屋講中)(ほんかいししまいばんがく(こうやこうちゅう))

所在地:由利本荘市鳥海町下川内
開催場所:白山神社・地域内各所
開催日:4月20日/8月14~16日
指定:国指定重要無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
本海番楽とは、京都醍醐寺三宝院末の修験者であった本海坊の名に因んでいる。鳥海山麓に伝わる本海流と称される番楽のほとんどは本海坊が伝えたといわれる。寛永年間(1624~1645年)頃に旧鳥海町奥地から村々に番楽を伝授して、最後に荒沢(旧矢島町)にいたって死去したと伝えられている。宗教(修験)的な作法の入る獅子舞と番楽という数々の演舞によって構成される。かつては獅子舞と番楽の全部を総称して単に獅子舞と呼んだ。盆獅子は8月14日から16日にかけておこなっている。舞い方と囃子方から構成され、番楽言立本(いいだてぼん)には3種の演目が記載されていて、圧倒的に演目が多いことがわかる。このうち4演目は獅子舞の掛け歌であり、獅子舞を重要視してきたことを物語る。調査時点では門獅子・神舞・祈祷獅子・はい獅子・祓い獅子だけしか演じられないが、先番楽及び御神楽の復活を期している。この番楽を担う人びとを講中と呼ぶ。この舞は五穀成就、天下泰平、一村一郷の幸福を招来するための予祝舞(よしゅくまい)といわれている。烈しく獅子頭を振り、歯噛みの音も高く鳴らすなど、勇壮な獅子舞をはじめ、式舞、神舞、武士舞、女舞、道化舞に構成され、多彩な番楽が演じられてきた。協力元:本海獅子舞番楽興屋講中

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