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山内番楽(さんないばんがく)

所在地:南秋田郡五城目町富津内下山内
開催場所:五城目神明社
開催日:5月第3土曜日(五城目町番楽競演会)
指定:町指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
山内番楽は、現在神明社祭礼の前日に、神楽殿で奉納番楽を演じている。またかつては盆にも披露するものであった。この番楽の発祥は定かではないが、口碑によると室町時代にこの地を領して山内城を構えた三浦氏によって伝えられたとされる。舞手と囃子手に分かれて演じられるが、舞いは表舞、裏舞とそれぞれ12番ずつの24番が伝承されていたものが、調査時点では式舞の露払い・鳥舞(岩戸開)・翁舞・三番叟、神舞では山の神、武士舞では鈴木三郎・熊谷(敦盛熊谷)・曽我兄弟・信夫太郎・鞍馬、女舞では蕨切り・鐘巻があり、狂言舞では根子切りなど、最初に口上から始めて式舞以降は特に順序はないとされている。露払いと鞍馬は子どもの舞であるが、露払いには清浄祓いがつけられることもある。番楽面は12面が伝えられて、それぞれ演目によって使い分けがなされている。舞は総じて勇壮なものが多く終始飛び跳ねる所作が目立つ。囃子手には太鼓叩き、歌い手、そして囃子取りという笛に拍子木とジャ鉦を打つ者がいる。協力元:山内番楽保存会

獅子舞・番楽について