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中村番楽(なかむらばんがく)

所在地:南秋田郡五城目町馬場目字中村
開催場所:五城目神明社
開催日:5月第3土曜日(五城目町番楽競演会)
指定:町指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
かつては十五夜祭りにおこなっていたという中村番楽は、現在では五城目町番楽競演会だけに披露されるものとなった。集落でおこなっていたときは踊り場という広場で、松の板を敷いて臨時の舞台をつくった。その発祥は、口承によると江戸時代の初めという。少なくとも、番楽面は安政(1854年~)の頃からのものとされ、その面を今でも使うことから、その頃には盛んなものであったと推察できよう。この番楽は家元のようなものがあって、30年ぐらい前までは石井家が代々引き継いできたのだとされる。そのため、石井氏による指導があり継承がはかられている。かつての演目には、口上から始まり露払・翁・三番叟・鞍馬・鈴木・信・曽我・屋島・ミツレ木・・鐘巻・ワラビオリ・鳥舞があり、現在ではこのうち6番とおかめという狂言舞を演じることができている。式舞や武士舞、狂言舞などが披露されてきたが、総じて今はテンポの速い武士舞系統だけが多い。舞台として板状のものを敷いた上でおこなうのは、その両脇で舞台を拍子木で叩いて囃すためであるという。舞い手と囃子手に分かれているが、囃子には太鼓、笛、鉦と拍子木から構成される。唄は太鼓叩きがおこなう。協力元:中村番楽保存会

獅子舞・番楽について