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深井の鹿嶋送り(ふかいのかしまおくり)

所在地:横手市雄物川町深井
開催場所:鹿嶋八幡神社・地域内各所
開催日:7月第3日曜日
カテゴリー:太鼓風流・祭り囃子
江戸時代から伝わるとされる鹿嶋送りの行事にともなう民俗芸能で、主としてサイサイといわれる囃子と踊りがつけられるもの。民俗行事である鹿嶋送りは、田植え後における草取りの頃に、踊り舞台にもなる飾り付けられた鹿嶋船を、その日の夕方に巡行させて集落を廻る。船が巡行してくると各家々ではそれぞれに小さな鹿嶋人形を船に奉納する。鹿嶋船にはまた大鹿嶋という人形も付き添いながら川までくねると、奉納された鹿嶋人形は小舟に乗せ替えて川に流してやる。この一連の行事にあたって囃子と踊りをつけて廻るのが深井の鹿嶋送りといわれるものである。演舞には秋田音頭・サイサイ・拳囃子がある。囃子は締太鼓、横笛、手平鉦で、調子は総じて早いものとなっている。サイサイはこの地方一帯に伝承されてきた祭り囃子に踊りが付いたもので、手拭いを採って踊る手踊りが特色である。サイサイの語源や意味は不明だが、かけ声としている「キッタカ、コリャ、コリャ、キタサカ、サイサイ」の、サイサイが際立って聞こえることから名付けられたともいわれる。協力元:深井部落

太鼓風流・祭り囃子について