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増田盆おどり(ますだぼんおどり)

所在地:横手市増田町増田
開催場所:増田小学校裏の通り・中七日町通り
開催日:7月8日/8月16日
カテゴリー:盆踊り
貞治2年(1363年)甲斐国(現山梨県)小笠原義冬(おがさわらよしふゆ)が増田城(旧増田町)を築いたとき、城の堅固と武運長久のために自らの娘と子牛を生け贄として捧げたという。その後、大館の土肥三郎(どいさぶろう)が小笠原氏と入れ替わりに増田城主となる。この時、築城の時の悲運を哀れんだ土肥氏は盆の15日に自ら施主となり念仏踊りを住民たちに姫塚のまわりで踊らせたのが、増田の盆踊りの始まりという。調査時点では姫の五七日供養の近い日にあわせて7月8日前後に奉納盆踊りがおこなわれていた。このほか8月16日には盆踊り大会と称しておこなうものである。盆踊りの演目は1番から5番まであるが、それぞれに名前はつけられていない。悲運の物語に沿った振り付けがされているといわれ、動作にも影響しているという。この盆踊りには、秋田音頭というものは本来的になかったものだが、元禄時代(1688~1704年)に次第に供養踊りだけではなく民謡も取り入れられるようになり、賑やかさを増して今日に引き継がれている。盆踊りの囃子は隣村に伝わるサイサイ囃子保存会が担っていて、寄せ囃子などもこのときに奏でられている。大太鼓、小太鼓、笛、鉦に唄が入るものとなっている。協力元:増田盆おどり保存会

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