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関口ささら舞(せきぐちささらまい)

所在地:湯沢市関口字関口
開催場所:八幡神社・地域内各所
開催日:9月16日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
八幡神社の例祭に奉納される一人立ち一頭獅子舞である。桓武天王の御代、坂上田村麻呂が悪路王退治に当地にいたるとき、東鳥海山に薬師仏を祀る権現堂を建立し最上左沢(現山形県)で見たという麒麟の像を造り奉納したという。それによって悪路王征伐を成し遂げることができ、祈願達成奉祝の舞として麒麟の頭をつけて舞うこととなったのだと伝えられている。いわゆる三匹獅子舞の系統を引くものであるが、由来のように頭は麒麟だとされ、指揮(中)獅子が一匹に、雄雌の獅子が二匹ずつとする五匹の舞となっているところに特徴がある。演目としては、道太鼓・雌獅子舞・雄獅子舞・神殿の舞・入れ替え・突進士などがある。舞手は獅子頭を頭に戴き、腰につけた太鼓を覆うように全身を一枚の幕布をつけている。この幕には神紋と裾には稲穂が染め抜かれていて、稲穂は豊作を祈願するものとされる。頭と一体となっている後ろに垂らす背覆いは鶏の羽が多数つけられたものである。なおこのささら舞にはささらそのものがない。囃子には締太鼓、笛、手平鉦がある。これに歌が所々に入るものである。協力元:関口ささら舞保存会

ささら・駒踊りについて