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鳥海山小滝番楽(ちょうかいさんこたきばんがく)

所在地:にかほ市象潟町小滝
開催場所:集落会館・地域内各所
開催日:6月第2土曜日前日(神社祭礼の宵宮祭)/8月13日/旧暦8月1日
指定:県指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
小滝(旧象潟町)に伝わる番楽は古くは日山(ひやま)と呼んでいたらしく、女鹿(現山形県)の比山(ひやま)と、杉沢(現山形県)の比山舞はこの地から伝わるといわれている。もともと鳥海山信仰と関わりの深いところにある。小滝は小滝修験集落ともいわれる鳥海山小滝口(道者道)にあたり、金峰神社を祀り、金峰神社例祭の宵宮祭、8月盆の本舞を演じるほか八朔の神送りがある。演目には番楽・翁・松迎え・吉田・大江山・熊谷敦盛(あつもり)・品ごき太郎・三人立ち・空臼舞・四人餅搗き・一人餅搗き・熊谷治郎直実(じろうなおざね)・鎧揃え・さつまなどがある。番楽面には「渕名刑部刻」と書かれた万治2年(1659年)の銘があるが、この時に壊れた面を造り替えたというから、それ以前から番楽舞がおこなわれていたとみられる。この舞は鳥海山の神事として古くから演じられてきたもので、舞の起こりは神話による天宇受売命が岩戸の前で、コガ(桶)を伏せた上で拍子をとって舞ったことに因むとされ、そのためにこの番楽も足で拍子をとって舞うものが多いとされる。協力元:鳥海山小滝舞楽保存会

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