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田代盆踊(たしろぼんおどり)

所在地:能代市二ツ井町田代
開催場所:地域内各所
開催日:8月13日/9月第1日曜日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:風流
田代の盆踊りは盆と9月上旬の2回行われる。大正末期頃までは、上部(高屋敷、向田、八兵衛、七村)集落ではささら(獅子踊り)があり、下部(中村・名左衛門・出羽田代)集落で番楽がおこなわれていたという。慶応年間(1865~1868年)に下岩川長面から田代に嫁に来た女性たちが根子番楽を男衆に伝え作祝いとして踊った。同じ頃また阿仁から来た女性たちは若いとき覚えたという駒踊り、作踊りを踊ったものだという。不作の年は特に女性たちは赤い着物を着て豊作を祈り、悪病を祓うとして盛んに踊った。しかし、番楽や獅子踊り、駒踊りはすでに途絶えてしまい、調査時点では踊りだけが伝承される。演目には、ブッコミ・ダラスケ・ソンガヤ・ミツアシ・サンカツ・ネコジャ・ソンデコの7種類あるが、それぞれ各集落が1つずつ披露することになる。昔は、旧6月15日を幕開けとし、旧8月15日には作踊りをして幕納めとした。囃子は太鼓と笛で、踊り手は輪になってブッコミから入って、各地で踊って廻る。協力元:田代郷土芸能保存会

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