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戸波神社の芸能(となみじんじゃのげいのう)

所在地:横手市増田町戸波
開催場所:戸波神社・増田町公民館戸波分館前
開催日:5月5日(戸波神社例大祭)/8月14日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:風流
この集落では戸波神社の祭礼に奉納されるぎおんばやし、旧暦4月8日に披露されるきつねばやしと、盆踊りとした草音頭がみられる。ぎおんばやしは元禄年間(1688~1704年)に加賀国(現石川県)の浪人であった千島監物(ちしまけんもつ)によって伝えられたという京風の囃子といわれるもので、赤の振り袖に黒帯の踊り子が大きく腕を回すなど所作がゆったりしているものが多い。ぎおんばやしの囃子は大中小の太鼓と笛である。きつねばやしは旧暦の4月8日の薬師神社の宵宮祭礼に奉納されたものいわれ、現在では集落の公園内で篝火(かがりび)を焚いてその周りを踊るものである。この時には同時に草音頭も披露されている。ハギコ(布継ぎ合わせ)の着物に黒帯をつけ鳥追笠を被って、採り物は手拭いで踊る。この囃子には踊り山という簡単な屋台をつくっておこなっていたが、現在は常設の屋台に変わった。楽器は締太鼓、笛、チャッパ(鉦)がある。草音頭は盆の14日に同じ公園内の会場でおこなわれる盆踊りである。草音頭というように素朴な踊りで、浴衣衣装で被り物はめいめいのものとされている。この囃子にも締太鼓と笛にチャッパがみられる。協力元:戸波郷土芸能保存会

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