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大館囃子(おおだてばやし)

所在地:大館市大町(平成23年度調査時の当番町)
開催場所:町内各所
開催日:9月10・11日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:太鼓風流・祭り囃子
大館囃子は大館神明社の祭礼でおこなわれる囃子、屋台を含めていうものである。神明社の祭礼はもともと八朔祭礼とし旧暦8月1日におこなわれていた。八朔日は伊勢信仰でも特に重くみられ、五穀豊穣を祈るものであった。ここでの囃子は、宮形屋根を架けて吹き抜け屋台に囃子方と踊り手を乗せ、神社に奉納するとして囃子を奏で、踊りを披露しながら各町内を引き回すものである。大館城主であった佐竹氏が近世初めに元常陸太田(現茨城県)からの転封にともない道中に奏でてきたものを伝えたという。囃子は特に京風の流れを汲むものとされ、それは町方や親方衆が若者を京都に送り伝授させたとも伝えるのである。囃子は4曲があり、最初は寄せ囃子、2つ目は大館祇園囃子、3つ目は剣囃子といい武士たちが囃子に合わせて剣の舞を舞ったとも伝えるものである。4つ目は還り山というもので、戦場より勇ましく凱旋する様をあらわす曲とされている。その他に秋田音頭を取り入れたものもある。囃子は太鼓・三味線・鉦・笛で構成され、踊りには扇を使うことが多い。協力元:大館ばやし保存会

太鼓風流・祭り囃子について