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綴子大太鼓(つづれこおおだいこ)

所在地:北秋田市綴子
開催場所:綴子神社・集落会館・地域内各所
開催日:7月14(宵宮祭)・15日(綴子神社例祭)
カテゴリー:太鼓風流・祭り囃子
鎌倉時代の弘長2年(1262年)以前、山伏法印神楽から創案されたものとして、太鼓風流、獅子踊り、源平白赤行列に加えて御湯立神楽などがおこなわれたものという。それぞれの行事は個別におこなっていたもので、雨乞い・日和上げ、五穀豊穣を祈願したものであった。江戸時代元禄年間(1688~1704年)には祭礼行事に統合され、さらに棒術、奴踊りなどを加えていった。現在は綴子大太鼓といっても大太鼓だけではなく、獅子踊り、奴踊り、棒使い、大名行列から構成されている。大太鼓の囃子は、雨乞いや豊作祈願に大きな音の威力を出すためとして、上町を徳川方、下町を豊臣方とする旗行列の編成として、その出陣にあたり獅子踊りを演じて競い合うようになったとされる。獅子踊りは一人立ち一頭獅子舞で両親獅子と小獅子というもので邪気を祓い正気を帰するものとして、ブッコミ・本踊り・山に隠れる・見つけて三匹で暮らす・お礼の踊りという5つに舞態が分かれている。上町の奴踊りには、しだし奴・あさひ山・ぶっこみ奴・みと奴・とおり奴・さぎり奴・ななず奴・ななば奴・からみ奴・ふたつ奴・扇奴・あや奴・おんど奴が、下町の奴踊りには、廻り奴・扇奴・サギリ奴・もみじ奴・暇乞い(いとまごい)(綾奴、綾くずし)が伝えられている。棒使いはヤツパリという演舞である。協力元:綴子上町大太鼓保存会/綴子下町大太鼓保存会

太鼓風流・祭り囃子について