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増田の福嶋サイサイ(ますだのふくしまさいさい)

所在地:横手市増田町増田字福嶋
開催場所:月山神社・地域内各所
開催日:9月14(宵宮)・15日(月山神社例祭)
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:太鼓風流・祭り囃子
口碑によると、文化8年(1811年)8月に秋田藩主佐竹義和の領内巡覧に際して、お慰めに芸事を披露することとなり、旧増田町中の七日町の親方衆に出入りしていた若者たちにサイサイ囃子を習得させて披露したのが始まりといわれる。囃子は当時、福嶋集落の若者たちがおこなっていたとされ、巡覧以降は親方衆の意向にもよって伊勢堂神社や月山神社(がっさんじんじゃ)などの祭礼にこの囃子を奉納することとなって、神輿の巡幸に供奉したり、町内各所を門付けしながら廻るようになった。かつては八人ものひとで担ぎ囃子屋台としたが、今は車付きの移動小屋台に太鼓を据えて、薄(すすき)や竹などを飾り付けて、打ち手は屋台にしたがって歩きながら叩くものである。屋台に付き添う鳴り物には、横笛、手平鉦、三味線、鼓、それに謡が入るものである。演目には、寄せばやし・サイサイ囃子・剣囃子・祇園囃子・おばこ節・ドンパン節がある。総じて賑やかでテンポも速いものが多く、サイサイの語源や意味は不明だが、かけ声としている「キッタカ、コリャ、コリャ、キタサカ、サイサイ」の、サイサイが際立って聞こえることから名付けられたともいわれる。協力元:福嶋サイサイ囃子保存会

太鼓風流・祭り囃子について