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御宝頭(ごほうとう)

所在地:にかほ市象潟町小滝
開催場所:金峰神社・地域内各所
開催日:6月第2土曜日(神社祭礼)
カテゴリー:獅子神楽
小滝(旧象潟町)では獅子頭のことを御宝頭と呼ぶ。御宝頭は十二段獅子舞という鳥海山一帯で舞われている二人立ち一頭の祈祷獅子舞である。お頭舞などともいう。神社の祭礼で舞われたり、旧象潟町では初午稲荷神社祭礼の時に集落内全戸を廻って、子どもらがこの獅子舞を舞うことがみられる。十二段は12ヶ月を意味するともされるが、舞態が12に別れていることから由来する名称とも考えられている。また、雄獅子の舞と雌獅子の舞とに分かれ、刀を採るのが雄獅子の舞であるという。御宝頭の舞は、太夫(神職)が神前を背にして座り、それに真向かうように獅子舞がおこなわれる。舞中には神符、スルメ、昆布、刀など順次に太夫が差し出すと、獅子はそれぞれを噛みくわえて舞う所作もみられる。舞っている間中は太夫が祝詞をあげる。御宝頭の舞にもクモカブリという獅子幕で獅子頭の耳を被せて舞うことや、いったん獅子頭が伏せると楽(囃子)も止まり、ここで拝礼がなされることなど、祈祷的な要素がみられる獅子舞である。協力元:鳥海山小滝舞楽保存会

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