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石神番楽(いしがみばんがく)

所在地:仙北市田沢湖生保内字石神
開催場所:掛樋神社・石神会館
開催日:8月14日/11月9日前後の土曜日(笠納め)
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
毎年、掛樋神社(かけひじんじゃ)の祭礼にあたっておこなわれている番楽は、古く源平合戦の後、源義経が自害したところ一族が落ち延びた際にこの地に寄った時に田口甚吉(たぐちじんきち)家に伝えられたといわれる。その際の由来を書いた巻物があったというが、明治29年(1896年)の災害により家屋敷とともに流失してしまったとされる。番楽の幕開きは一定していないが、11月9日を刈り上げの9日(収穫祝い)といって、この日に笠納めをしてその年の番楽の舞い納めとしてきた。演目には、早舞(基方)・鳥舞・三番叟・式舞・翁・忍・八嶋・祈り(羅生門)・高舘・美嶋・三笠の山・年寿・鞍馬・蕨折り・参神舞がある。ほとんどが武士舞で、それも番楽の由来伝承にちなみ源平合戦や義経弁慶物語によって構成されたものが多い。このうち早舞はすべての舞の基本となる舞で、これを基方ともいった。義経出陣の際に悪魔祓いとして舞われたと伝えられたり、番御太夫という武士が所領を安堵されて初めて着任した慶びに舞ったとも伝えられる舞である。舞によって面をつけるものと素面の場合があるが、翁面や鬼人面、三番叟、おおじ、鞍馬などの番楽面は9面が伝わる。囃子は太鼓を中心に笛と摺り鉦からなる。それにほとんどの演舞曲には謡い(詞章)がつけられている。協力元:石神番楽保存会

獅子舞・番楽について