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小滝のチョウクライロ舞(こたきのちょうくらいろまい)

所在地:にかほ市象潟町小滝
開催場所:金峰神社境内
開催日:6月第2土曜日(神社例祭)
指定:国指定重要無形民俗文化財
カテゴリー:延年
「小滝のチョウクライロ舞」として国の重要無形民俗文化財に指定されている。この舞は小滝(旧象潟町)の金峰神社祭礼におこなわれる延年の舞である。境内にはチョウクライロ山という土舞台があり、この舞台でしか舞うことができないものとされてきた。祭式の後御神輿が舞台まで巡行して、ここで演舞がある。最初に十二段御宝頭の舞(獅子舞)による舞台の清めがおこなわれ、その後チョウクライロ7演目が披露される。九舎之舞・荒金之舞・小児之舞・太平楽之舞・祖父祖母之舞・瓊矛之舞・閻浮之舞として太鼓、笛、鉦、笏拍子により歌がつけられる。このうち小児之舞のみに「チョウクライロ」という唱え言葉がつけられているが、花笠を被り、鞨鼓(かっこ)、鬢編木(びんざさら)を採る舞がある。天安元年(857年)、文徳天皇の勅命を受けて慈覚大師が悪鬼を退治したときに、八講祭をおこない神恩に感謝したのが始まりとされ、そのときに舞われたものといわれる。チョウクライロは長く久しく生きる姿、として延年を言祝(ことほ)ぐものである。協力元:鳥海山小滝舞楽保存会

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