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金沢番楽(かなざわばんがく)

所在地:山本郡藤里町藤琴
開催場所:藤里町総合開発センター
開催日:10月中旬(藤里町町民祭)「(令和2年度の再調査時点で休止中)」
カテゴリー:獅子舞・番楽
金沢番楽は神事として金沢不動尊へ奉納するものだといわれた。そのために、番楽を演じる舞台には必ず御幣を立て、神米や神酒などを供え、その前に龍頭、鬼面、刀などを安置し、拝礼の後に演じられるものという。かつては演舞において若い者と若勢の区別があって、しかも世襲によって役が異なっていた。番楽は不作の年や、凶作の年には演じられず、並作以上の収穫が見込まれた年に豊作祝いとしておこなわれるものだった。番楽の始まりは不明で、旧鷹巣町や阿仁地方から伝播したともいうが確実なものはない。演目には清浄抜・一ノ谷・宇治川・大物の浦・屋島・五條の橋・富士の巻狩などがある。囃子は笛と太鼓である。かつて玉取りという演目もあったが、これはまた、宿から出て集落を一巡するときに玉取りと称した悪霊退散がおこなわれた。番楽の終わった翌日は幕納めとして清浄抜の一幕を演じて、その年の演舞は一切終えてしまうものであった。協力元:金沢番楽保存会

獅子舞・番楽について